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令和5年第2回笠間市議会定例会開会

2023/5/31(水) 議会活動

本日、令和5年第2回笠間市議会定例会が開会しました。
会期は6月15日までの16日間です。
山口市長発言概要
🔴地方を取り巻く情勢・・・4月26日に国立社会保障人口問題研究所が日本の将来人口推計を発表。日本総人口は1億2,615万人(2020年国勢調査)が50年後の2070年には約7割の8,700万人に減少する。また65歳以上の人口の割合(高齢化率)は2020年の28.6%から2070年には総人口の約4割の38.7%に上昇すると予測。市では人口減少社会でも市民が豊かに安心して暮らせるよう未来に向けた人づくりとして「子育て支援等」の少子化対策、「デジタルトランスフォーメーション」や「地域脱炭素化」さらには「人材確保を含めた地域産業の振興」を推進し、人口減少を見据えた取り組みを推進していく考え。
🟢茨城県の動向等・・・4月26日に経済産業省が発表した製造業等を対象とした「2022年工場立地動向調査」で、茨城県は「県外立地件数」及び「立地面積」がともに全国1位、立地件数は全国2位と全国トップクラスの結果。立地地域の傾向は、圏央道沿線の県南・県西地域に多くの企業立地があり、また、県北・県央地域には半導体関連企業の集積につながる立地があった。本市の茨城中央工業団地間地区も団地隣接地も含め、これまで11社が進出し、うち8社が操業を開始。令和5年度中にすべての企業で創業が開始予定。引き続き北側約30haの用地について県と連携した企業誘致活動進めていく。
🟣令和5年度がスタートして二ヶ月・・・「子育て支援」と「女性活躍支援」そして「台湾交流・深化」の3つの重点課題を柱に、農業や観光の地域産業に対する振興策の実施、県と連携した企業誘致活動も含め、各種政策はスピード感をもって着実に推進する。令和5年第2回臨時議会で議決をいただいた物価高騰の影響を受ける「低所得の子育て世帯」や「低所得世帯」に対する国の給付金給付制度等への迅速な対応、さらには国の臨時交付金を活用した市独自の生活者と事業者への物価高騰対策等の支援策も周知をしっかりと行いながら早期に進めていく。長期にわたるコロナ対策が今月8日の5類に移行し、窓口や面談など一定の場面でマスク着用は推奨しつつ公共施設における定員制限やソーシャルディスタンスの撤廃、接触式体温計の撤去を行った。
このような中、4月21日と5月6日の国際線国際クルーズ船のひたちなか港に寄港し、市内インバウンドツアーや4月23日より公開を開始した笠間コンシェルジュによるガイド付きの大日堂拝観。昨年11月から5月29日まで台湾から9団体約240名の方が本市を訪れており観光や飲食の面でも活発化してきた。今後、観光需要の高まりを的確に捉え地域の観光関連産業の活性化につながる更なる観光客の誘致に向けて取り組む。一方引き続きの感染対策として重症化・発症を予防し、市民の安心・安全な暮らしを守るため、現在実施している新型コロナワクチンの令和5年春開始接種を円滑に進めるとともに、今後予定する秋開始接種に向けて市医師会と連携・協力しながら市内の接種体制を確保する。
🟡職員の懲戒処分等・・・①4月1日に行われた消防団の歓送迎会の終了後、消防職員が分団長と口論となりトラブルなった事案は、5月1日付で対象の消防消防職員を戒告処分とし、監督すべき立場上司2名を訓告処分とした。②保健福祉部所管の補助金を職員が返還事務を失念したことで延滞金44,919円の支払いが生じた事案は、損害賠償額について5月22日先決処分により決定。対象職員は4日30日付で処分。③総務部所管の固定資産税償却資産は5月26日に内部での確認により1事業者に置いて5,364,500円を過大に徴収。すでに全額が納付されており相手方に対し謝罪と説明を行い昨日30日に還付金5,364,500円及び還付加算金3,300円を振込み返還した。原因等の詳細を調査中でそれの結果を踏まえて対応する。このような事案で市民の皆様の信頼を損なうことになりお詫びを申し上げる。これらの事案発生を真摯に受け止め、再発防止策の着実な実行と適正な事務処理に努め信頼回復に取り組む。
🟠提出議案について・・・提出議案は「法令に基づく報告事項」のほか、「笠間市教育委員会委員の任命に同意を求めることについて」及び「条令の改廃」「市道路線の廃止及び認定」「動産購入契約の締結」さらには「令和5年一般会計補正予算(第3号)をはじめとする予算の補正に関するものなど報告1件、議案12件。
令和5年度笠間市一般会計補正予算(第3号)・・・今回の補正予算は市政運営上の諸課題に対する早急かつ的確に対応するため必要な新たな事業について予算措置を講じるもの。
■主な歳出内容
①台湾5周年記念レセプション事業・・・台湾交流事務所開所から節目となる5周年を迎えるにあたり、11月24日にホテルメトロポリタンプレミアム台北において「台湾5周年記念レセプション」を開催する。レセプションは、市側から市議会・市民関係団体代表等約60名、台湾側からこれまで関係を構築してきた観光や農業等関係者、自治体代表さらに経済団体の代表等を招待し約100名程度の式典を執り行う。レセプションに合わせて市内の各中学校から生徒12名が台湾を訪問し、現地の中学生との交流や大学の視察及び大学生との交流を深める予定。レセプション開催を機に観光分野、農業、教育、スポーツ分野へと交流を拡大したい。
②公共交通実証実験事業・・・現在しでは、公共交通網の再編に向けた検討を進めいる。
昨年度末、岩間地区における交通需要の調査として、岩間駅西口発、道の駅かさま経由友部駅北口着をルートに実証運行を実施。これらの結果を踏まえ今般新たに岩間地区と友部地区の商業施設や病院等を結ぶルートをメインにバス等による約2ヶ月間の有料による運行実験を実施する。
③地場農産物振興拡大事業・・・現在、「笠間の栗」のブランド化に取り組んでいる。今後、産地の維持拡大を目指す上で栗農家の作業効率の向上が課題となる中、「作業労力の軽減」や「収量の増加」そして「農家所得の向上」へとつなげていくため、栗収穫機等の導入にかかる経費の一部を補助する。
④豚ブランド推進事業・・・安居地内に立地する東大附属牧場では「豚」に「栗」を食べさせる研究が進められてきた。市では東大附属牧場と連携し、商品にならず廃棄する「笠間の栗」の有効活用による新たな価値の創出と笠間の栗を給与する豚のブランド化に向けて新商品開発や付加価値向上に取り組んでいる。
■歳入について
「出産・子育て応援交付金」や「社会資本整備総合交付金」などの歳出補正関連の国県支出金や市債などを補正するもの。今回の補正予算額は歳入歳出1億9,325万円となり、補正後の一般会計補正予算総額は342億197万4千円となる。

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