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令和4年第3回笠間市議会定例会が開会(8月30日)

2022/8/31(水) 議会活動

山口市長あいさつ要旨  
🟢新型コロナウイルス感染症・・・茨城県では国の全数把握の見直しを踏まえ、医療機関での発熱外来ひっ迫の緩和や保健所業務の負担軽減を図るため、発生届を65歳以上の方や妊娠している方など重症化リスクのある方に限定。陽性者登録センターを8月末から9月末まで延長するが、検査キット送付センターは8月末で閉鎖。市では9月1日の授業再開に向け、教職員や児童クラブ職員等を対象にPCR検査を実施、陽性者8人に適切な受診や療養につなぎ、クラスター発生防止策を講じた。4回目のワクチン接種を円滑に進める。
🔴国の動向・・・国における令和5年度予算概算要求は8月末で締め切られる。新しい資本主義の実現に向け「経済財政運営と改革の基本方針2022」を踏まえた重点政策推進枠が設けられ、年金、医療等の高齢化等に伴う自然増が5,600億円と見込まれ、合理化・効率化に取り組むことが示された。同時に重要な政策は選択肢を狭めない、地方創生臨時交付金等の重点分野への投資を行い、民間投資の活性化をすることなどが示された。重点政策推進枠は「人への投資」「科学技術・イノベーションへの投資」「スタートアップへの投資」「グリーントランスフォーメーション・デジタルトランスフォーメーションへの投資」への重点化が見込まれ、地域脱炭素交付金の倍増、デジタル田園都市国家構想交付金、地方創生推進交付金・拠点整備交付金の再編・倍増、家庭庁の創設に伴う子育て支援の関連予算が想定される。市では引き続き脱炭素や子育て支援など、未来に向けた地域活性化につなぐ施策の構築を進める。
🟤笠間の栗産地づくり事業・・・8月20日に既存組織を再編、生産者、加工・販売事業者による「儲かる笠間の栗産地づくり協議会」を設立。協議会では、薬剤による殺虫処理の脱却を目指し、コールドチェーンでの流通の調査研究、品質向上・産地一体のブランド力の向上による販路拡大を通じ、所得向上を目指す。プロモーション活動は、「笠間の栗もんぶらり旅マップ」「笠間てくてく栗図鑑」によるPR。9月22日からイバラキセンスで開催する「笠間の栗フェア」、10月1・2日開催する「第16回かさま新栗まつり」、首都圏でのPRイベント、都内の有名ホテルでのイベントを予定している。
🟣子育て・教育応援プレミアムeチケット事業・・・18歳以下の方や大学生等の世帯を対象にプレミアム率30%、発行額1億6千900万円、市内239店舗(8月26日現在)で利用可能。9月1日〜14日までに申込受付。9月下旬に決定通知を発送、10月1日〜2月28日までの5ヶ月間が利用期間。
🟡住民税均等割のみ課税世帯給付金事業・・・非課税世帯を対象に国の制度でこれまで支援をしていたが、今回市独自事業で低所得者(住民税均等割りのみ課税世帯)に一律5万円を給付。約1,600世帯を対象に実施する。
🟡茨城県低所得の子育て世帯に対する生活応援特別給付金・・・食費等の物価高騰の影響を受ける低所得の子育て世帯に対し県独自で、対象児童1人当たり5万円の特別給付器事業を実施。
🟠笠間焼250周年イベントの開催・・・9月23日(金・祝)10時から笠間公民館で「記念シンポジウム」を開催。笠間焼作家による「陶炎祭の振り返り対談」「販路開拓から見た笠間焼の未来」をテーマとして開催する。
🔴茨城DCの実施・・・JRグループ6社と地域が一体となって行う国内最大規模の観光キャンペーンで茨城県対象に行う。期間は令和4年から6年の3年間。時期は10月1日から12月31日まで。今年度がプレDCを実施、11月に全国の旅行エージェント・メディアを対象にレセプションやプレゼンを実施。
🟢新たなごみ処理施設整備の進捗状況・・・市環境センターは稼働から30年となり、老朽化への対応が深刻化。新たな処理施設は現在の環境センターに隣接したグランドを整備地として決定。基本計画の策定は、PFI等の導入可能性など施設規模の算定や民間活用手法等の条件整備を行っている。また、平行して柏井地区の環境測定を実施する。
🟣キャリアコーディネータの配置による学校間連携・・・市内小中高との学校間連携を推進するキャリアコーディネータを配置。連携は、日本ウェルネス高等学校女子バレー部と市内中学校女子バレー部による「中高連携バレー教室」、同校吹奏楽部に中学生が参加する機会など、中学校部活動の活性化を図る。7月に市内の小中高と特別支援学校の校長で構成する「学校間連携推進協議会」を設置し具体的取組みに向け意見交換をした。今後、教員による授業参観、笠間高校の芸術系、IT未来高校の情報系の教員による出前授業、日本ウェルネス高校との部活動連携を推進し、優れた人材育成を目指す。
🟠スポーツシティかさまの推進・・・プロゴルフ選手の畑岡奈紗選手、星野陸也選手の活躍。世界陸上4×400mリレーで入賞した佐藤風雅選手。12歳以下の野球世界大会の日本代表で出場した杉田元一郎選手。パラクライミング世界大会優勝の小沼和彦選手、BMXレーシング世界選手権大会で入賞した浦井健芯選手など世界で活躍するトップレベルの選手が現れている。また、茨城アストロプラネツがBCリーグ南地区で優勝した。バスケットボールチーム「バック・ボーン」が県内唯一3×3のプロバスケットボールチームとなった。このような中、笠間スポーツコミッションを8月に一般法人化し、9月から独立した事務所を開設する。
🔴国の「第4期スポーツ審議会」委員就任・・・スポーツ庁の第4期スポーツ審議会の委員を8月30日から2年間務めることになった。スポーツ施策で地方が抱える課題や現状を共有し、スポーツを通じた健康増進や地域経済の活性化等の調査・審議に取組みたい。
⚫️提出議案等・・・「法令等に基づく報告事項」、「専決処分の承認」の報告1件、「令和3年度各会計の決算認定」が5件、「人権擁護委員候補者の推薦に意見を求める」諮問が3件、「笠間市職員の育児休業等に関する条例の一部改正」など議案13件。一般会計補正予算額8億6千260万9千円の増額し、補正後の一般会計予算は347億2千958万1千円となる。

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