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議会全員協議会と臨時会

2023/1/20(金) 議会活動

笠間市議会全員協議会及び臨時会を開催
山口市長全協挨拶要旨
🔴小原地区の踏切事故発生を受けた安全対策強化について
去る1月16日に小原地内の踏切において、母子が亡くなる大変痛ましい事故が発生した。この場所での事故は一昨年の12月に続く死亡事故であり、市民の不安解消と事故再発防止対策を一層強化していく。事故後11日にJR東日本水戸支社に対し、安全対策等の強化に向けて市と共に取り組むことを申し入れ、同日市内38箇所の踏切付近の道路状況の緊急点検を実施。また、16日には警察、JR東日本水戸支社、笠間市の3社で現場確認を行い、今後の安全対策の強化に向けて連携を図り進めていく。市ではこの小原地区の踏切付近を含む危険箇所に、「凹凸のついたリブ式停止線の設置」「道路のカラー舗装」、「注意喚起看板の設置」、「路面標示」など、現場状況に応じた安全対策強化を緊急に実施するため、本日の臨時会に補正予算案を上程した。関係各所と協議・連携を図り各種対策を早急に進める。また、短・中期的に実施する安全対策は、令和5年度当初予算に盛り込む考え。(臨時会でも同様な挨拶)

🟡最近の国県の動向
国では、今月23日から通常国会が開会。県では、本日20日から臨時会開催となり、物価高騰等の影響を受ける医療・福祉・農林水産業等への支援や国の補正予算に対応した「稼ぐ力の回復・強化」「新しい資本主義の加速及び防災・減災、国土強靭化の推進」など、一般会計で 366億 7800万円の補正予算が上程された。国・県ともに令和5年の新しい取り組みがスタートした。特に国では、令和5年4月の「こども家庭庁」の発足、1月19日に「第1回関係府省会議」が開催し、3月末までに具体的な政策のたたき台を取りまとめる。市では令和5年度の重点課題を「未来に向けた笠間づくり」として「少子化対策」を重点施策として、妊娠・出産から未就学児・小・中・高まで、子どもの成長に合わせた相談体制の強化や各種支援制度の充実に向けて、ハード面を含めた市独自事業の検討し、新年度予算編成を進めている。

🟢オミクロン株対応ワクチンの接種状況等
3年ぶりに行動制限のない年末年始でしたが、直近ではやや感染者数の減少が見られ、一方でインフルエンザが流行しつつある。市では新型コロナ感染症の「発症予防」「重症化の低減」「感染症のまん延防止」のため、幅広い年齢の方へワクチン接種を進めている。市の1月16日時点のオミクロン株対応ワクチンの接種率は44.3%で、国全体の接種率を上回る状況。また、市民の接種ニーズに応じた集団接種の追加接種は1月21日で終了。今後は個別の医療機関での接種対応となる。

🟤高病原性鳥インフルエンザの対応状況
市内で発生した高病原性鳥インフルエンザの防疫措置は12月25日に完了し、その10日後の実施した清掃性確認検査で陰性が確認されたことで 1月に搬出制限区域が解除された。さらに防疫措置完了から 21日経過したことで 1月16日に移動制限が解除された。また、1月9日に城里町で発生した鳥インフルエンザの防疫産業に対し、県市長会から協力依頼を受け、10日より保健師を含む職員37名を派遣した。なお、この事案伴い旧笠間支所の消毒ポイントが2月3日まで延長された。

🟣第2回スケートボード日本オープンの開催
一般社団法人ワールドスケートジャパン主催による「第2回ケートボード日本オープン」が令和5年4月13日~15日まで、「ムラサキパークかさま」で開催される。この大会は 昨年度に「ムラサキパークかさま」で開催された「日本スケートボード選手権大会」と同様、オリンピック強化指定選手の選考大会として開催されるスケートボードの2大ビッグイベント。東京五輪の出場した選手を含む世界で活躍する選手たちの参加が予定される。県内外から多くの来場者が見込まれ、市民の方々にも世界トップレベルの試合を間近で体験いただく機会となる。

🔵いばらき大見本市のセレモニー等の招待に伴う台湾訪問
県の台湾での大規模プロモーション事業として、2月4日~8日まで県産品のPRや観光誘致を目的に「いばらき大見本市」「いばらき商談会」が開催され、食品・観光企業約40社をはじめ県議会議会議員等が台湾を訪問する。私もオープニングセレモニー並びにレセプションの紹介を受け、市の産業面での交流をさらに深める機会と捉え、2月5日~6日に台湾を訪問する予定。教育分野での交流・連携を推進するため、台湾大学関係者と意見交換をする予定。さらに令和5年度に台湾交流事務所が5周年となるため、台湾交流に関する記念事業の検討を進めている。

⚫️報告事項
1.笠間市生活排水ベストプランの見直しに伴う下水道事業全体計画の区域の変更
2.第4次笠間市男女共同参画計画の策定
3.笠間市第2次デジタルトランスフォーメーション(DX) 推進計画の策定
4.令和3年度決算に基づく笠間市財務書類
5.令和4年度笠間市一般会計補正予算(第1号)
6.引っ越しワンストップサービスの開始
7.新広域し尿処理施設の整備に向けた新たな事務組合の設立予定
8.笠間市一般廃棄物処理基本計画(中間見直し)
9.笠間市 第4次地域福祉計画の策定
10.笠間市立ともべ保育所運営事業者公募選定の結果
11.笠間工芸の丘改修計画
12.あたご天狗の森公園改修計画
13.令和4年度笠間市教育委員会外部評価報告書
14.第2次笠間市スポーツ推進計画の策定

🔲笠間市議会臨時会
昨年12月成立した国の補正予算に対応した都市基盤と整備の加速、原油価格物価高騰等の影響を受ける市民の負担の軽減、さらには1月6日に発生した小原地内踏切事故を受けた安全対策強化等など、緊急に実施すべき事業に係る所要の経費とその財源に関する補正予算案について審議するため臨時会を招集。

🟠補正予算について
1.踏切事故発生を受けた安全対策強化について(全協挨拶同様)
2.国の補正予算に係る事業物価高騰対策
電気料金の高騰により行政区等運営の負担軽減を図るため、地域防犯灯の電気料高騰分の一部を助成。また、物価高騰等が市民生活に影響を与える中、子どもの成長に合わせた支援としてライフステージの移行に伴う保護者の経済負担の軽減を図るため、令和5年度に新中学一年生に進学する子どもの制服等の購入費を助成する。
3.国の補正予算に係る事業/都市基盤整備の加速
安居工業団地地域内における道路や来栖本戸線、大渕市内の土地改良事業、道路の老朽化対策、橋梁長寿命化に資する修繕等について、国の補正予算を踏まえながら国庫補助金を活用し早期完成を目指し整備を加速させる。

さらに、保育所等における安全対策の強化として、保育所等の送迎用バス改修費用への補助、感染流行の状況にあっても教育活動が継続できる体制を確保するため、感染対策に係る用品等の購入費の予算を計上。
歳入については追加補正された普通交付税の増額のほか、歳出補正に関連した国庫支出金や基金繰入金を補正する。その結果、今回の補正予算は2億3千912万2千円の増額補正となり、補正後の予算は358億7千 892万5千円となる。※可決

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